熱気球


 

 熱気球のツアーははっきり言って高い。大人175A$、子ども125A$である。しかし、僕が昔から乗ってみたいと思っていたので、高いのを覚悟で乗りに行った。
 ホテルまでの送迎と朝食付。季節によって迎えに来る時間が違うらしいが、この日は朝5時40分に出発との事。5分くらい前にロビーで待っていて欲しいとの事だった。
 5時10分、頼んでいたモーニングコールが入る。着替えたものの、ほとんど寝たままの子どもを連れてロビーに下りる。5時35分、予定より5分早く迎えの車がきた。大きな人のよさそうなお兄さんが威勢良く迎えてくれる。後ろに10人、前に無理すれば3人乗れるオフロードカーの後ろに熱気球のバスケットを乗せた台を牽引している。僕達が最初のお客で、車内には誰もいなかった。
 途中でほかのお客と合流しながら、最終的に車内が満杯になり、気球の出発点に向かった。 

 とんでもない山の中が出発点。後ろの荷台に乗っているのが気球のバスケット。

 用意されたコーヒーとクッキーを食べながら準備が出来るのをを待つ。







 気球が膨らんでいく。





 いよいよ出発!木にハート型にうつっているのが乗っている熱気球。当たり前だが、飛んでいる姿は撮れなかった。(^^)





 高度1000mからの眺めは素晴らしいの一言に尽きた。興奮してあちこち指差しながら話をしていたお客達も、いつのまにか無口になり、気球の縁から景色を眺めてため息をついていた。ゆっくりと風に乗り進んでいく熱気球。寒いだろうと思いジャンバーを着ていったが、頭の上でバーナーが燃えているので、全く寒くなかった。高度を下げながらハイウエーの上を横切るときなどは本当に気分が良かった。




 無事着陸して気球を片付ける。着陸地点は出発地点とは全然違うところで、2人のスタッフのうち一人がトラックで追いかけて来ていた。
 片付けは手が足りないので、お客も一緒に手伝う。結構、重かった。




 片付けが終わるとテーブルに朝食が用意される。シャンパンで乾杯し、クッキーやチーズ、パンなどを食べる。気球に乗る前は全然おしゃべりをしなかった人達も打ち解けて話が弾んだ。
 この後、飛行証明書を貰ってホテルまで送ってもらい、ツアーが終わった。



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