メイトランド


 今日の事を書く前に、昨日の続きに書き足さなくてはならないことが出来た。寝るためにベッドに入ったのは良かったのだが、夜中に寒さで目が覚めてしまった。結構、冷える。暖房設備が無いため、仕方なく服を重ね着して寝ようとするが、やっぱり寒い。一計を案じ、コンロ(電気のヒーター)のスイッチを入れた。真っ赤になるヒーター。やがて室内が暖まり始め、ようやく寝ることが出来た。安いのが魅力のキャラバンパークだが、泊まるほうにもそれなりの準備がいる事を知った。


 今日は一日、移動日になった。特に間で泊まりたいと思うような都市も無く、次の日はオーストラリアワインの産地、ハンターバレーに行こうと思っていた僕達は、ひたすら南を目指すことにした。今日はニューキャッスルという、シドニーについで大きい2番目の都市に宿泊しようと思っていた。
 チェックアウトを済ますと、ひたすら南を目指す。途中にあるポートマクワイアという小さな山の中の町で昼食を取る。

 ハンバーガーやポテトの大きさが分かるでしょうか?カメラと比べてみてください。



 とにかくダイナミックな所。右の写真で赤いのはにんじん、白いのはチーズを山盛りもって置いてあるところです。



 

 昼食を済ませるとニューキャッスル目指して走る。ニューキャッスルに関する情報は皆無といっていいほど無い。シドニーに次ぐ都市のわりにはガイドブックにも載っていない都市である。もしかして穴場かなと思いながら町中に入る。しかし・・・・。
 町全体がすさんだ感じがして、南側には大きな住宅街が広がるような所であった。歩きたいと思うような都市では無く、一回りする間にパトカーを3台も見かけた。人は多いのだからもっと活気があってもいいと思うのだが、そういう種類の活気は感じられない。結局、宿泊するのはやめて、そこよりハンターバレーに近いメイトランドという町に向かった。コフツハーバーでインフォメーションの便利さを実感した僕達は、迷うことなく、メイトランドのインフォメーションに飛び込んだ。

 これがメイトランドのインフォメーション。親切なお姉さんが対応してくれた。昨晩の事があり、また、インターネットにつなげない日が続いていたので、連れ合いはちょっといいモーテルを頼んだ。ちゃんと電話の使える所という条件をつけて。お姉さんはすぐに一軒のモーテルを紹介してくれた。85A$。その場で支払いをしてリザベーションカードを作ってもらう。近くのレストランも教えてもらい、モーテルに向かった。



これがそのモーテル。部屋も広く、実に快適。


 これはいい!と実感したのは、部屋のすぐ前に車が停められる事だ。荷物を運ぶのが格段に楽である。キャラバンパークと違い、自炊設備が無いため、教えてもらった近くのレストランに歩いて行くことにした。しかし、途中まで来て、やっぱり来るまで行こうと、車を取りに帰った。道は暗く、人通りもほとんど無い。レストランまでは歩いて10分ほどだが、いくらオーストラリアが安全と聞いていても、用心はしておくべきだろうと思ったからだ。
 ついたレストランはバイキング形式で、特に子どもが喜んでたくさん食べたので、ほっとした。


 宿に帰ってインターネットにつなぐやっとメールを送る事が出来た。しかし、会社の人に2通送ったのだが、これが大変時間がかかってしまった。会社ではウエーブサイトを見ることが出来る端末は非常に少なく、ほとんどの人は見ることが出来ない。そのためにファイルを添付する形で送った。このHTMLファイルは3MBを超える。しかも、音響カプラ−を使用しているため、非常に時間がかかった。一通送るのになんと70分!2通送ったので2時間半ほどつなぎっぱなし。しかも、それで終わらず今度は他の人にメールを送る準備としてウエーブサイトにアップする作業も続けて行った。合計で10MB以上の送信である。しかし、ftpによるファイル転送があんなに早いものだとは思わなかった。通常のメールで70分かかったデータ−が、15分ほどでアップできたのだ。ftpさまさまである。次の日の電話代の請求が怖いな〜と思いながら(帰ってからのローミングサービス提供のプロバイダからの請求のほうがもっと怖いが(^^; )、それでも無事に送信できたことにほっとしてベッドに入った。


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