ルーブル美術館


 朝食を済ませると身支度を整え、ルーブル美術館へ向かう。午後からはヴェルサイユ宮殿へのツアーがあるため、3時間程度しか時間が無い。



 昨日とは打って変わった人出。僕は見えている列の倍以上、後ろにいます。





 ピラミッドの中。何だと思います?空港に置いてあるのと同じX線検査機と金属探知機があります。

 昨日行った凱旋門とオルセー美術館では金属探知機だけだったので、リュックの中を開けてチェックした。警官は常時ピストルを携帯し、凱旋門の近くでは道路封鎖をしている所で、柵の手前の警官は腰にピストルを、柵の向こうでは機関銃を銃口を下に向けて構えている、撃とうと思えば1秒要らないかっこうで立っていた。駅前ではピストルやライフルをショーウインドウに並べて売っている。たいていは何も無いが、日本とは確かに違う国である。




 さっきのところからエスカレーターで降りてきた所。地階になる。右手に見えるチケット売り場(他にもいくつかある)でチケットを買い、正面に見えているエスカレーター(他にも2ヶ所ある)を上がるとる-ブル美術館の入り口だ。入り口の入り口とか書いていた意味、わかってもらえたかな?



 ルーブルの美術品を紹介するのは他に任せますが、僕なりにほんの少しだけ・・・・


かの有名なミロのビーナス。でも、裏側を見たこと有ります?表と裏、セットで並べておきます。(^^)


 ギリシャ彫刻に興味を持った僕は入ると一番にここに来た。でも、人の多いこと多いこと・・・。みんなこの前で記念写真を撮っていく。我慢強く待ってやっと撮りました。






 かの有名なフランス革命の絵。ここでも女性はバストを見せています。たくさんの絵を見ていけば分かりますが、絵は綺麗かもしせませんが、描かれている物はけっこう残酷な物もあります。子どもが寝ている男性に釘を刺しているとか・・。その中にあって、女性の裸体が描かれている物はほとんどが希望を表した絵でした。そう、この絵も明日のフランスへの希望を表しているのです。



 この絵に何を感じるでしょうか?中央の十字架にかかっている人を後光が差している人が迎えにきています。十字架にかかっている人は体の右側の一部がかじられたようにありません。左側でひざまずいている子どもが見ているのは十字架にかかった人ではなく、横に立っている女性です。そして画面の右側では・・・庶民の服を着た人がおのを持って切り株の上に振りかざしています。そして切り株の上には・・・首が半分切られた、貴族の服を着た人が頭を乗せています。フランス革命をあらわした物といえば簡単ですが、それでは中央の十字架は何をあらわすのでしょう?









 次の2枚の絵はなかなか面白いです。始めは銀食器の表現が写真かと思うくらい素晴らしかったので撮ったのですが、横にその小さい模写だと思うのですがありました。2枚を並べてみます。何か気づく事はありませんか?



 間違い探しではないが、何ヶ所か違いが有る。すぐに分かるのは正面の人が上では向こうを向いているのに下ではこちらを向いていること。他には服の色が違う等。
 この絵以外にも、例えば浴場の絵で、まったく同じ女性が違った絵に出てきているとかもあった。周りの浴場の様子は全然違うのに。ひとつは浴場ではなく、家の浴室だったのもあった。


 駆け足で見たルーブルの美術品は確かにすごかった。しかし、それ以上に僕をいらいらさせたものがある。それは見学している人達だ。いたるところで写真を撮る、フラッシュをたく。美術館に来て写真を撮るつもりなら、それなりに調べてきて欲しい。フラッシュの光は美術品を傷めるほど強いのだ。おまけに現像してみて気づくだろうが、色が台無しになる。つまり、美術品を傷めるだけで観賞用の写真は撮れないのである。それでもいい、撮れればいいのだという事になればはた迷惑なだけだ。観光になれば何をやってもいいと言う事は無いだろう。ちなみに、日本人に限ったことではなく、あらゆる人種がいたように思う。だからモナリザ等はケースの中に入れているのだろうと思う。フラッシュの光がガラスに反射するため、完全とは行かないが、それなりにましになると思う。フラッシュ禁止・撮影禁止のマークがある横で平気でフラッシュをたいて記念写真を撮る。美術館側もあまりに人が多いため対処しきれないんではなかろうか。

 3時間はあっという間に過ぎ、1階の半分ほどだけ見ることが出来なかったが、ルーブル美術館を後にした。次はヴェルサイユ宮殿だ。



前のページへ   次(ヴェルサイユ)のページへ
トップページへ