マイエンフェルト


 駅前のスーパーで電車の中で食べるようにトマト等を買うとお義父さんと息子はお金の両替をしてマイエンフェルトへと向かう。
 電車に乗って1時間30分ほどでマイエンフェルトに着く。無人の日もあると言うのが充分納得の出来る田舎の(もしかしてどがつくかも)駅だ。
 スーツケースを押しながらホテルを探すが、今回はすぐに見つかった。駅前のキヨスクから数えて2軒目の、1階がバーとレストランいなっている建物だった。


 これがそのホテル。表はレストランで入り口は裏にあるのだが、入ってみるとどこにもフロントが無い。間違えたかなと思いながら回りを探すが、無い。結局、レストランのカウンターの横にフロントがあった。初めはレジかなと思ったが、ヨーロッパのレストランは普通、各テーブルで清算するので、レジは必要ないのだ。まだ12時前で時間が早かったため、荷物を預かってもらえないか聴くと、3つめのベッドがまだ用意できていないが、昼から用意できる。今は部屋に2つしかベッドが無い。と言いながら部屋の鍵を渡してくれた。なかなか親切そうな人達である。
 一緒になっているレストランで食事をとる。日本人の中年グループのツアーが昼食をとりに来ていた。ツアーコンダクターが予定の説明などをしていた。
 定食とワインを飲んだ僕達はしばし部屋に帰り一休み。息子は持って来た夏休みの宿題に取り掛かる。やがて宿の人がベッドを持ってきてしつらえてくれた。


 酔いが覚めると、ゆっくりしていたいというお義父さんを残して息子と二人で街中の散策に出た。

マイエンフェルトの風景の、ごく、一部です。



ハイジの里として有名なマイエンフェルトだが、他には何にも無い、小さな町だ。街中の散策だけなら、1時間もあれば暇をもてあますだろう。
 インフォメーションで地図を買い、近くのスーパーで洗剤等を買って宿に帰る。後は洗濯をしたり本を読んだりとのんびりした時間を過ごす事にした。



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