足裏マッサージ

 淡水から「忠孝敦化」駅まで、55元の切符を買い、MRTに乗り込む。目当てはガイドブックに載っている「呉神父健康中心」という足裏マッサージのお店だ。整体もやっているとの事。先日のマッサージ店が一人2200元(90分、全身+足裏)だったのに対し、こちらは足裏40分600元、整体30分600元で、両方で70分1200元である。

 台北車站でホテルへ帰る時に使う板南線に乗り換え。忠孝敦化から地図を見ながら地上に出ると、結構な雨が降っていた。折りたたみ傘を差して通りを南に向かう。で、ガイドブックの地図上の位置に来ると、頭上に看板が出ているものの、入り口がわからない。同じブロックを一回りし、ビルのあたりをつけて、中に入っているテナントを覗いていく。目当ての店は12階なのだ。




上に出ている緑の看板がそう。ガイドブックに載って
いる「呉神父健康中心」というのは店の名前では無く、
このお店が行っている治療方法の事のようで、お店の
名前は、看板の通り、「十足健康」らしい。ちなみに、
ここで行っているマッサージ方式の創始者の名前が
呉神父という人らしい。(貰った名刺から察すると)






 上の写真の場所から少し進んだ、この写真の階段を上がった所がビルの入り口。エレベーターで12階に上がれば、すぐ右手にお店がある。





 12階で降りると、白衣を着た男の人がいて、「足裏マッサージですか?」と日本語で話しかけてきた。店の中に入り、足裏と整体をお願いする。すぐに薬草の入った足湯が出てきて足を浸す。ぬるめのお湯が気持ちいいが、連れ合いは足が冷えていたのか、そうとう熱く感じたようであった。
 しばらく足を浸した後、マッサージ椅子に移動し、足裏マッサージが始まる。これがまた、痛いのなんの・・・・・・。ウインザーで受けた足裏マッサージは全然痛くなかったのに、やっぱり、体のあちこちが悪いんだなと感じる。あちこち、痛いが、一番指摘されたのは「腰」だった。目、肩、首とか、前にタイで受けた時より指摘された所が増えていた。う〜む・・・。

 足裏マッサージが終わると、今度は寝るタイプのマッサージ台に移動して整体が始まる。初め、うつぶせに寝て首筋から腰にかけてもみほぐしていく。全身マッサージみたいだと思っていたが、腰の部分は右側を集中的にもみほぐす。左は殆どもまない。左右対称のもみ方ではなかった。しばらくして仰向けになり、右足を曲げて膝を左に倒すように指示される。言われる通りにすると、右膝を左下に、右肩を右下へ、体をねじるように一瞬、強く押さえ込まれる。と、腰のあたりがすごい音をたてた。ボキボキボキ・・というのが8カ所か10カ所くらいだろうか、よくわからない。今度は反対側にねじると、2カ所、音が鳴った。やっぱり、かなり歪んでいたようである。両手を胸の前で交差させると、上から覆い被さるように体重を乗せてくる。やっぱり背中がボキボキと音をたてる。最後に首をいきなり左右にポキ、ポキ、といわせて終了。ひとつおいた隣のマッサージ台でも連れ合いが丁度終わったところであった。

 靴下を履きながら、出されたお湯を飲む。ウィンザーのマッサージは気持ちよかった。ここのマッサージと整体は、「効いた〜!」という感じである。もう一回と言われるなら、こっちに来るだろう。
 2人分、2400元を渡す。「気持ちよかったですか?」「はい、とても気持ちよかったです。」「明日も来ますか?」う〜ん、来たいのはやまやまだが、明日の予定は決めていない。「来たいのは来たいですけどね〜」「よやくですか?」「いや、予定はまだ決めていないもので。」なかなか、面白い人である。けして、しつこく言うわけでもないですので、気にする事はありません。(^^)




最後に店の入り口で写真を撮る。この人は私のマッサージをしてくれた人である。
カメラを向けるとVサインをしたので、連れ合いも思わずVサインをする。


 二人とも元気になったところで、夕食を食べに行く事にした。目指すは小龍包で有名なお店、「鼎泰豊」だ。ここからはそんなに遠くなく、歩いて10分程である。



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