中正記念堂

 行天宮から、来たときとは反対側の駅、淡水線の「民權西路」へ向かう。



 台北の街は全地中で、電柱が無い。この写真の左下に見える橙色の鉄箱が地中線の機器が入っているものだ。
 建物はまだまだ古い物が多いが、電線が無いせいで、結構、綺麗に見える。
 ちょっと裏通りに入ると、日本の昭和30年代の風景だろうか。





 わかります?切符の自動販売機です。
この大きさはなかなかダイナミック。





 台湾の人は意外とせっかちなのかも知れないと思ったのが、この表示である。次に列車が来るまでの時間が5秒単位で更新されていく。ホームにも同じように設置されている。かなり正確な時間で運行されていないと成り立たないと思う。
 でも、ここまでやる必要があるのか、疑問ではあるが・・・・。





 「中正記念堂」の駅に着くと地上に上がる。すぐ横に入り口があるものの、せっかくだから正面の入り口へ回る。






デジカメの望遠側で撮っているため、広場の
広さがわかりにくい写真になってしまったが、
結構広い。正面の建物に蒋介石の座像が、
奈良の大仏さながらに設置されている。そして
両側に警備員がシャキッと立っているのだが、
その背中に風が当たるように大きな扇風機が
回っていた。なかなか面白い光景であった。
写真を撮ってもいいのか、事前に調べていな
かったので、中の写真を撮るのはやめた。



 上の写真の建物から正面入り口側を撮ったもの。この広さはやはり大陸を思わせるものがある。
 吹奏楽の大会でもあるようで、左側の建物前では沢山の学生らしき人達がブラスバンドの練習をしていた。




 一回り、中を巡り、ひろ〜い広場に流れる、ゆったりした時間を感じながら、次の目的地、「龍山寺」へ向かうべく、MRTの駅へと降りる。





中正記念堂の駅は特別なようで、駅構内の駅名表示も、他の駅と違い、豪華だった。




 一旦、改札に入ってからトイレに行こうと思うと・・・・な、無い。どうやら駅の構内には無いようで、改札口に行き、横にいる駅員さんに「トイレに行きたい」というと、すぐに改札のバーを開けてくれた。帰ってくる時も特に切符を確かめることもせず入れてくれた。
 ここから龍山寺へは、途中の「西門」で乗り換えて行く。しかし、この西門に行く列車、2駅しか無いのだが、その間を行き来しているだけのようだ。つまりこの線は全部で駅が3つ。両側が終点で、真ん中にひとつしか駅がない。まあ、なんというか・・・・。どうやら、乗客の多い淡水線と板南線が交差する台北車站の駅のバイパスのような感じである。

 列車に乗り、西門へ、そして龍山寺まではすぐであった。







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