アユタヤツアー その2


 ワット・プラ・マハータートに着くと、ガイドさんについてひとつしかないという入り口から中に入る。そして、木の根に入っている仏像の前に集まった。




 有名すぎる所なので、タイに興味のある方は皆さん、ご存じだと思います。
 周りを囲んでいるのは月桂樹の根の為、切って取り出したりしないらしい。木の生長に合わせて30cmくらい、上に上がったとの事。そのうち、木の中に取り込まれてしまって外から見えなくなるでしょうと説明してくれた。






 すぐ横にあった看板。仏像より上に頭を出して撮影するのは失礼に当たるとの事。仏像の左手には観光客が失礼な事をしないように係員が見張っている。







 ミャンマー軍によって頭を落とされた仏像郡。しかし、頭が無くても崇拝の対象である事は間違いなく、仏像に失礼な振る舞いは許されない。外国人であろうと罰金刑になる事もあるという。






 ここの遺跡群の中にいると、時間を忘れそうになる。ゆっくりしたいのは山々だが、そうも行かない。出口を出てバスが停まっている前にあった売店で絵はがきを何枚か買うとバスに戻る。
 5分ほどで次の目的地、エレファントキャンプへ到着する。バスを降りると、ガイドさんが象乗りのチケットを配っている。まあ、せっかくなので一枚もらい、象に乗りに行った。



 綺麗にお化粧された象を綺麗な服を来た象乗りが操る。しかし、トレッキングで少年が操る象に1時間乗った身としては、実に平和な象乗りだった。別にチケットを買うと200バーツだとか。トレッキングは全部で1800バーツ。これだけで200バーツな〜と思った。まあ、街中なので象のエサなど、比較にならないくらい必要なんだろうなと思った。
 会社の慰安会だろうか、集団出来ていて、「部長」とか呼ばれていた人が、「川の中とか、もっとすごい所を行くんだと思った。」とかつまらなさそうに愚痴っていたが、バンコク周辺でそれは無理だろう。





 象を降り、売店で象のキーホルダーを買い、バスに戻る。程なく最後の訪問地、ワットプラシーサンペットの駐車場へと着いた。駐車場から沢山ならんだ屋台の間を抜けて中に入っていく。



 ここで有名なのはなんと言ってもこの3つの塔だろう。







 建物の手前にある台の上には仏舎利が乗っている。いつもはここではなく、他の所に保管されているそうだが、なんかの行事(すいません、ガイドさんは説明してくれたんですが、覚えられませんでした。)の為にたまたまここに来ているとか。でも、仏舎利って、あっちこっちで聞くけど、お釈迦様の骨って、そんなに沢山あるのだろうか。






 アユタヤの名所を駆け足で巡り終わると、バスは残るクルーズの為にチャオプラヤー川の船着き場へと向かう。
 チャオプラヤー川は「王様の川」という意味らしく、タイにおいて大切な川だとの事。やがて船着き場に着くと、そのままバスでバンコクに帰る人達と別れ、クルーザーに乗り込む。




 船内の様子。ここでバイキング形式のランチを食べる。僕はタイカレーなら大丈夫だったなと思い、タイカレーを取ったのだが、これが失敗。刺激物を受け付けないようで、胃がつらい。(痛いという事はないが、つらいという表現しか浮かばない。)
 何とかかんとかタイカレーを食べて、スイカなどのフルーツを食べてランチを終わらせた。






 ランチが済むとクルーザーの上に上がる。バスで帰れば1時間少々の道のりを船で3時間かけて帰る。僕は右舷側に陣取り、ゆっくりと川辺の風景を楽しんだ。
 15時頃、コーヒーのサービスがあると聞いていたが、船内に戻る気もせず、ゆっくりとしていると、ウエイターが僕の座っている所までコーヒーを持ってきてくれた。






 川辺には寺院有り、家有り、川の中に電柱が建っていたりと、退屈しない。気持ちの良い日差しを浴びながら、贅沢な時間を過ごしていた。
 やがてバンコクが近くなってきて、僕はガイドブックを広げ、おみやげを買いに行くにはどこがいいかなと見ていると、さっきコーヒーを持ってきてくれたウエイターが後ろから覗き込んできたので、「どこか、おみやげを買うのにお勧めの所は無いですか。」と聞くと、2カ所、教えてくれた。スクムビットのソイ23とルンビニだ。沢山お店が出ているとの事だった。
 しばらくするとガイドが船着き場からどうするかを聞きに来た。そこで解散してもいいし、おみやげ屋さんに連れて行ってもらってもいい。おみやげ屋さんについて行って、そこからは一人で帰ろうと思っていたが、聞いてみると、船着き場からおみやげ屋さんまでハイウエイに乗って15分くらい移動するらしい。船着き場から僕の宿泊地、サラデーン通りまでは地図で見ると歩いて30分ほどだ。僕は、船着き場で解散し、歩いて帰る事にした。




 暁の寺院、ワット・アルーン。元気だったら、昨日行っているはずだったんだが・・・。
 ここを過ぎるともう船着き場は目の前だ。





 やがて沢山の船が行き来する中、リバーシティ船着き場に到着し、ガイドさんにさようならを言うと、地図を確認してスリウォン通りを目指して歩き出した。







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