ホテルへ

 飛行機を降りた所で一旦集合し、入国審査へ。今回もやっぱり、入国カードは無かった。バッゲージルームに向かいながら、連れ合いに、「クレームタグは?」と聞く。連れ合いが鞄から、関空で受け取ったチケットホルダーを出すが、無い???「もしかして、添乗員さんがチケットをチェックしたときに、そのまま預かったのかな。」「私ら、何にも持たせてもらえないみたいね。」と連れ合いが笑った。別に不満という訳ではないのだが、なれていないため、ちょっと、違和感。
 違和感といえば、今回のツアーで、添乗員さんがチケットを渡したりする時に必ず、僕たちを一番最初に呼ぶのだ。名前がYで始まるため、小学校以来、最初に呼ばれるなどといった事には慣れていない。名簿の一番上に載っているのだろうが、申し込み順なんだろうか、何となく気になって、後で聞いてみようと思ったまま、結局、聞くのを忘れていた。

 空港まで、現地のガイドが迎えに来ていて、バスの方へと誘導する。途中で添乗員さんが、「ホテルでの枕銭など、小銭が必要とのご要望がありますし、水なども欲しい方もおられると思いますので、あまり時間はとれませんが、空港のお店に案内します。」と言った。




 迎えに来たバス。荷物を預けて、買い物に行くべく、歩道に集まる。



 さてさて、このページを書きかけのままパソコンを置いて他の事をしていると、いつの間にか、連れ合いが旅行記を入力していた。まあ、削除するのももったいないので、ページ構成にあわせて、分割して入れていくことにする。まあ、おかげで楽も出来るし。(^^ゞ

 空港のキオスクに案内されて、私たちが買ったのはミネラルウォーター二本とサンドイッチとポテトサラダみたいな物でした。後でホテルで食べようとしたら、サラダをすくうスプーンがなくて食べるのに苦労しました。ティーセットもないホテルだったので。でもそこそこおいしかったです。バスは前と真ん中にもドアがある立派なバスでした。空港からホテルまでのガイドさんが、パリ滞在の注意というようなことを話してくれました。とても流暢な案内で慣れてはる感じがしました。
小一時間も走った頃、ホテル着。とてもこじんまりした間口のホテルでした。みんなが自分のスーツケースを持ってロビーに入っていくと、ロビーがスーツケースで一杯になり、そこへ一般のお客さんが帰ってきてエレベーターに乗ろうとしても、エレベーターまで行き着けないような状態でした。添乗員のKさんはチェックインの手続きをしていて、後の私たちはぼぉーとしている感じでした。誰もスーツケースを除けようとしない中、うちの旦那さんが気を遣ってスーツケースを一人で動かしていました。こんな事、誰に指示されなくても誰でも気を遣ったらいいことなのに、どうも団体旅行って指示待ちというか、気持ちがルーズになるねって後で二人で話しました。そんなことありませんか?

 いちどに沢山の人がシャワーを使って湯船にお湯をためたりしたらタンクが空になるかも知れません、と脅かされたのもあり、もう疲れていたのもあってシャワーは翌朝にすることにしました。部屋はほんとに狭くて、ベット二つで一杯。スーツケースはベットの上であけるしかありません。でも、暖かい雰囲気の部屋でマチスの絵が掛けてありました。シャワールームにはバスタオルが二枚あるだけで、フェイスタオルも床に引くタオルもないのがちょっとびっくり。でも、安いホテルやからまぁいいわ・・という感じです。静かで寝るのに不自由はないしね。
でもでも、私は眠たいはずなのに三時間できっぱり目がさめてしまい、後は眠れなくて困りました。飛行機の中から始まった咳も続いていてちょっと不安が頭をよぎりました。

 キオスクでの買い物は、2ユーロコインを手に入れるのが目的だったので、サンドイッチ、サラダ、水で6.20ユーロの買い物をした。10ユーロ札を出して、おつりは2ユーロ、1ユーロ、50セント、20セント、10セントと、一通りのコインを手に入れることが出来た。取りあえず、海外では、なるべく早く通貨を覚える事が最後にコインを沢山残してしまわないようにするコツだと思う。
 ホテルでのスーツケースの話は、ハワイの旅行記の最後(すいません、JTBさんの悪口が書いてあります(^^;;; )を読んでいただければ、なぜ僕がすぐに動いたかは分かっていただけると思う。

 ホテルはパリの東側、メトロのボルト・ドゥ・モントルイユ駅から北に徒歩5分ほどのコンフォート ダブー ナシオン。

 眠れない連れ合いを横に、5時間ほどの睡眠であったが、久しぶりに深く眠る事が出来た。






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