コフツハーバー


 

 朝起きて朝食と洗濯を済ませる。チェックアウトまでまだ間があるので、近くにあるインフォメーションセンターへ散歩がてら歩いていく。絵葉書やシール、バッチなどが売っている。有名な観光地のものならどこででも手に入るだろうが、バリーナの名前が入ったようなものは他では手に入らないだろうと思い、シールを買った。絵葉書も他では見たことの無いペリカンが写ったもの等珍しいものがたくさんあったので、何枚か買った。
 チェックアウトを済ませ、南に向かう。今日はコフツハーバーと言うところに泊まろうと思い、途中の山の中にある小さな町で昼食を取ることにした。

 小さな町の大きなモール。たくさんの店が入っている。日本でいえばジャスコかダイエーといったところだろうか。回っていると大きいな〜と思ったが、考えてみれば縦に積み上げればこれくらい入っている所は日本でもいくらでもある。やっぱり土地が広いので、縦に積み上げずに横に広げたのだろうか。



 移動途中で。こんな道が延々続く。制限時速は100km。人家の近くを通る時は60kmになる。片側1車線の道だ。
 移動中の240kmほどは信号は一つも見なかった。


 昨日のキャラバンパークが気に入った僕達は、コフツハーバーに着くなりインフォメーションセンターに飛び込み、キャラバンパークの事を聞いた。センターの人は親切に教えてくれて、今日の宿にたどり着いた。
 今日はキャンピングカーがそのまま宿泊施設になっているところだ。宿泊代が31A$、シーツ代が13A$。シーツ代が昨日より高いので、トータルはこちらのほうが高い。しかし、オン・ザ・ビーチで、すぐ横がビーチのため、場所はいい。子どもは早速、着替えてビーチに行った。







 とにかく素晴らしく綺麗なビーチが続く。どのビーチに行っても美しい。子どもは、肩まで浸かって泳ぐぞと勇んで入ったものの、あまりの冷たさにさっさと引き上げてきてしまった。やっぱり冬である。しかし、その隣で小さな子どもたちが全身浸かってボディーボードをしていた。どこの国の人だろうかと思ってしまう。


 ついたのが早かったので、写真の現像とプリントをしてもらえるところが無いか探しに行く。大きなショッピングモールの中に入って探すと1時間仕上げのところを見つけた。フイルム5本を預けて何時に出来るか聞く。現在2時40分過ぎなので、3時45分に出来るとの事。モールの中を回りながら夕食の買出しをすることにした。専門店がいくつも入っていて、食料品を売っている大きなスーパーのコーナーがあるような感じであった。そのスーパーで食料品を買って出てくると、なんと周りの店が閉店の準備をしているのである。肉を買おうと思っていた肉屋はすでに閉まっていた。時計を見ると3時40分ほど。特定の店だけかと思ったが、お客のいなくなった店はさっさと片付け始めている。慌てて必要な食料品を買い、写真屋に行った。写真屋もシャッターを一つだけ開けて閉店準備をしていた。
 今日が土曜日のせいなのか、それとも普段、こんなに早いのかは分からなかった。ゴールドコーストのような大きなリゾート地でないため、ほとんど地元近くの人達だけのような町である。これが普通のオーストラリアの生活なのかも知れない。
 早めの夕食を済ませ、僕はこの日記代わりのファイルを作り、子どもはホームズの本を読み、連れ合いは疲れたのか、早々と寝てしまった。
 今日も電話にはありつけず、ネットにつなぐ事が出来なかった。


次の日へ

トップへ 前の日へ